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不定愁訴(ふていしゅうそ)とは

医学的な検査を行っても明らかな病気や原因が見つからないのに、「なんとなく調子が悪い」「疲れやすい」「頭が重い」など、多様で漠然とした不調を訴える状態を指します。

主な特徴と症状

主観的な不調:倦怠感、頭痛、めまい、動悸、不眠、イライラ、抑うつ感、集中力低下など多岐にわたります。

症状が変わりやすい:症状は日によって変化し、複数の不調が同時に出たり、次々と移り変わることもあります。

検査で異常が見つからない:精密検査を受けても明確な異常が見つからず、客観的所見に乏しい点が特徴です。

※「不定愁訴」は医学的に明確な原因が見つからないものの、本人にとっては十分つらく、生活の質に影響のある症状群です。
決して「気のせい」ではなく、心と体のバランスの兆候である場合が多いので、周囲の理解と適切な医療・セルフケアが重要です。

また微量栄養素(ビタミン・ミネラル)が不足すると、身体や心の健康にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。

当院での栄養素検査で調べることが可能です。

微量栄養素(ビタミン・ミネラル)とは?

自律神経の乱れやホルモンの異常、特に女性の方は生理周期や更年期が影響するケースが多々あります。温度や気圧の変化から自律神経が乱れる「気象病」という症状もあります。
そのほか、何かしらの病気やストレスが原因であったり、ビタミンやミネラルといった栄養素の不足も大きな要因となり得ます。例えば江戸時代から昭和初期までは、ビタミンB1が不足することで手足のむくみや神経障害、倦怠感などを引き起こす、「脚気」という病気が多く見られました。現代では脚気の患者さんはほとんどいなくなりましたが、栄養素の不足から不定愁訴を生じている方は多くいらっしゃいます。

  • 微量栄養素の定義
    • ビタミン:水に溶けるビタミンB/Cと、脂溶性のビタミンA・D・E・Kに分かれます。いずれも体内で合成できないため、食事などから摂取が必須です。
    • ミネラル:カルシウムやマグネシウムなどの「マクロミネラル(比較的多く必要)」と、鉄、亜鉛、銅、セレン、ヨウ素など**極微量で必要な「微量ミネラル(トレースミネラル)」**があります。
      身体は微量でもこれらの栄養素がないと正常に働かず、日々の健康維持に欠かせません。
      ※ 通常100 mg以下/日程度の必要量で、ミクログラム単位のものもあります。
  • 重要性と主な機能
    • 微量栄養素は、酵素やホルモン合成、代謝反応、免疫応答、成長発育、神経伝達、骨格や視力維持など、多彩な生命機能を支えています。
    • 診断で明らかな疾患が認められない状態でも、微量栄養素の不足が慢性疲)労や集中力の低下、精神的な不調の背景にあることもあり得ます。
  • 代表的な微量栄養素と特徴
種類主な働き主な欠乏リスク
ビタミンA, D, E, K(脂溶性)視力・免疫・骨・抗酸化A:免疫・視力低下、D:骨・筋力低下など
ビタミンB群・C(水溶性)エネルギー代謝、DNA合成、皮膚・神経の健康疲労、皮膚炎、口内炎、神経障害など
鉄、ヨウ素、亜鉛、セレンなど(微量ミネラル)赤血球生成、甲状腺ホルモン、抗酸化、免疫、成長補助貧血、免疫低下、甲状腺機能障害など
  • 主な不足しがちな微量栄養素と症状
  • なぜ不足しやすい?
    • 偏った食生活精製された主食ばかり(白米やパン中心)、肉より野菜・果物が不足傾向
    • ダイエットや過度な食事制限摂取食品種類が減り、消費栄養素も減少
    • 生活スタイルの影響日光不足(ビタミンD合成低下)、飲酒・喫煙などによる消耗増加
  • 不足することで起こり得る具体的影響
    • エネルギー代謝低下 → 慢性疲労や集中力の低下
    • 骨・筋肉の健康損失 → 骨粗しょう症・筋力低下
    • 免疫機能低下 → 感染症にかかりやすくなる
    • 皮膚・視覚・精神面にも悪影響

微量栄養素欠乏愁訴


チェックシート

微量栄養素欠乏愁訴に関するチェックシートです。


ご自由にお使いください。

いいえ

時々

しばしば

常に

0点

1点

2点

3点

栄養素検査

当院では栄養素の検査も行っております。


お気軽にお申し付けください。

■不足栄養素の検査

内容

価格


(税別)

・ビタミンD ・ビタミンB1 ・葉酸 ・ビタミンC ・亜鉛 ・カルシウム ・マグネシウム ・鉄 ・フェリチン ・アルブミン

15,000円

■必要に応じての追加項目

内容

価格


(税別)

・ナイアシン ・TSH ・FT3 ・FT4

16,000円